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2022.07.17

「八大龍王夏季大祭」が執行されました

本日7月17日、最上稲荷の三大祭典の一つ「八大龍王夏季大祭」が執行されました。水を司る八大龍王尊のお祭りで、水難退散・海上安全・開運招福を願って行われる、勇壮な水の祭典として知られています。

夏の厳しい日差しが降りそそぐ境内で、9時45分より岡山県立高松農業高校・郷土芸能部による「最上太鼓」の演奏が始まりました。
密を避け、通常より間隔を広めにとった舞台からは、力強い伝統の音が境内中に響きわたります。

続いて午前10時30分、本殿にて行列参加者への法楽加持が行われたのち、幟を手にした14人の神輿奉仕者を先頭に、約600人の参加者は列をなして本滝を目指します。険しい山道を登り本滝に到着すると、奉仕者は3組に分かれて宝珠神輿を担ぎ、順番に龍像の口からほとばしる清冽な法水に打たれました。
また、一般参詣者は、素足で法水を渡り、龍像に向かって神木を供え祈願を行いました。
正午前に本滝での祈願を終えたすべての参詣者は、八大龍王さまのご加護とともに帰路につきました。

この度の「八大龍龍王夏季大祭」は前日まで続いていた雨の気配もなく、涼しい風も時おり吹き渡る、清々しい日和のなかでの執行となりました。また、大客殿で特別公開中の襖絵「雲龍図」も参詣者に好評でした。
新型コロナウイルス感染防止のため、本年もそうめんの接待はありませんでした。また、人数制限や体温チェック、手指の消毒、マスクの着用等にご協力をいただきました参詣者の皆様方に、深く感謝申し上げます。

「八大龍王夏季大祭」は、毎年7月第三日曜日に執り行われています。

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