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2023.07.17

「八大龍王夏季大祭」が執行されました

7月16日、最上稲荷の三大祭典の一つ「八大龍王夏季大祭」が執行されました。水を司る八大龍王尊のお祭りで、水難退散・海上安全・開運招福を願って行われる、勇壮な水の祭典として知られています。

太陽が照りつける境内で、9時45分より岡山県立高松農業高校・郷土芸能部による「最上太鼓」の演奏が始まりました。
本殿前の舞台から、暑さを吹き飛ばすような力強い伝統の音が境内に響きわたります。

続いて午前10時30分、本殿内外に集う行列参加者に法楽加持が行われ、稲荷日應山主猊下大導師より祭文が奏上されました。


本殿での式典終了後は、幟を手にした14人の神輿奉仕者を先頭に、約700人の参加者が列をなして本滝を目指します。険しい山道を登り本滝に到着すると、奉仕者は宝珠神輿を担ぎ、順番に龍像の口からほとばしる清冽な法水に打たれました。
奉仕者の足下には、水しぶきが作り上げた美しい虹の弧が浮かび上がりました。

また、一般参詣者は素足で法水を渡り、龍像に向かい神木を供えて祈願しました。
正午前に本滝での祈願を終えたすべての参詣者は、八大龍王さまのご加護とともに帰路につきました。

この度の「八大龍龍王夏季大祭」は先日まで続いていた梅雨の気配もなく、夏の祭典にふさわしい日射しのなかでの執行となりました。

また、夏季大祭の日程に合わせて大客殿で特別公開された襖絵「雲龍図」も、訪れたご参詣の方々に好評でした。

「八大龍王夏季大祭」は、毎年7月第三日曜日に執り行われています。

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