お知らせ
2024.12.01
お火たき大祭 点火式を執行しました
冬の訪れを感じさせる冷気が境内に満ちた12月1日。
早朝、午前5時20分より「お火たき大祭」の点火式が始まりました。
旧本殿にて採火されたご神火(しんか)は本堂前にて神輿に移され、「松明行列」はかがり火が照らす暗闇の中を本殿に向けて出発。仁王門をくぐり正面石段を上がった一行は、本殿広前に設置された大護摩壇前に到着しました。
大護摩壇には皆様からお預かりした古札やお守り、護摩木がうずたかく積まれています。
読経の後、山主猊下の手によるご神火の点火、続いて四隅からこの度の神輿奉仕者による点火を経て、大護摩壇の炎は諸願を叶えたお札やお守りをゆっくりと包み込み、立ち上る煙となって、ともに天にかえっていくような光景でした。
式典終了後には、持参したお札を参加者が自らの手で感謝を込めて大護摩壇におさめ、一年の無病息災を祈りました。
また、火難除けのお札をこの炎にかざすと火事を免れるという言い伝えにならい、手にしたお札を清らかな炎にかざし、大切そうに持ち帰られる姿も見受けられました。
さらに、参加者の方にはあぶった「稲荷餅」(限定数)も振る舞まわれ、大護摩壇前には参拝に訪れた方々の笑顔が満ちました。
お火たき大祭は明日、12月2日の午後4時まで行われます。
詳細につきましては、こちらをご覧ください。