最上稲荷

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2025.07.20

八大龍王夏季大祭が執行されました

例年に比べ、過ごしやすい気温となった7月20日、最上稲荷の三大祭典の一つ「八大龍王夏季大祭」が、盛大に執行されました。この大祭は水を司る当山の脇神・八大龍王尊のお祭りで、水難退散・海上安全・開運招福を願って行われる、勇壮な水の祭典として知られています。

9時45分、多くの参拝者が見守る中、岡山県立高松農業高等学校・郷土芸能部による「最上太鼓」の演奏が始まりました。本殿前の舞台から、若さみなぎる力強い太鼓の音が、広く境内に響きわたります。
続いて午前10時30分、本殿内外に集う式典参加者に法楽加持が行われ、稲荷日應山主猊下大導師より祭文が奏上されました。

本殿での式典終了後は、顕修会教師を先頭に、幟を手にした12人の神輿奉仕者に導かれ、約800人の参加者は列をなして本滝を目指します。険しい山道を上り本滝に到着すると、奉仕者は宝珠神輿を担ぎ、順番に龍像の口からほとばしる清冽な法水に打たれました。

素足で法水を渡る参拝者は龍像に向かって一礼すると、神木を供えてそれぞれに祈願し、八大龍王さまのご加護とともに帰路につきました。

また、夏季大祭の日程に合わせて大客殿で特別公開された襖絵「雲龍図」も、訪れたご参詣の方々に好評でした。

山中の木陰を渡る風は心地よく、滝の音とともに心安らぐひとときを感じた八大龍王夏季大祭。水の恵みのありがたさと感謝を胸に、参拝者は家路につきました。

八大龍王夏季大祭は、毎年7月第3日曜日に行われます。皆様もぜひご参加ください。

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