お知らせ
2022.12.02
11月30日午後5時30分より「お火たき大祭」点火式を執行しました
11月30日、岡山市の午後5時の気温は一桁の9度。冬到来を感じさせる寒空のもとでの執行となりましたが、午後5時30分より「お火たき大祭」の点火式が当山本殿前にて始まりました。2020年までは午前6時からの開始でしたが、早朝での行事は参列しにくいという参拝者のお声もあり、昨年より夕刻の執行となりました。

旧本殿にて採火されたご神火(しんか)神輿とともに本殿前へと歩みを進めた一行は、境内中央に設置された護摩壇前で整列。護摩壇には、お預かりした約5000体の古札やお守り、護摩木がうずたかく積まれています。読経の後、山主猊下の手によるご神火の点火を経て、護摩壇の炎は諸願を叶えたお札やお守りをじっくりと包み込み、立ち上る煙となって、ともに天にかえっていくような光景でした。
式典参加者は、持参したお札を丁寧に護摩壇におさめ、炎に手をかざして一年の無病息災を祈りました。また、火難除けのお札を火であぶり、大切そうにお持ちになる姿も見受けられました。

感染防止対策のため、点火式の参列者にはマスクの着用をお願いし、式典終了後の甘酒の接待も昨年に続いて中止となりました。
例年よりも強い風が吹く中、勢いを増した炎と漆黒の夜空の対比が鮮やかで、境内は清浄(しょうじょう)な雰囲気に満たされました。
「お火たき大祭」は、12月7日まで執行されます。詳細につきましては、こちらをご覧ください。